私は、「不動産投資は収支が良い物件を選ぶといい」というアドバイスをもとに、物件を選びました。ワンルームマンションにするか、一棟物件にするか迷った挙句、「部屋数の多い一棟物件なら、収支もいいだろう」と考え、一棟物件を購入したのです。
私の目論見は、最初のうちは当たりました。ワンルームマンションでは得られない額の収支になったため、「うまくいっている!」と喜んでいたのですが……徐々に空室が目立ってきて、どんどん気持ちが落ち込んでいきました。気持ちの落ち込みに比例するように収支も落ち込み、時には赤字になる月まで出てきたのです。
この状況にさらに追い打ちをかけたのが、税金でした。たとえ赤字になっても、税金は払わなくてはいけません。少しくらい収支がプラスになっただけでは支払えないほどの税金を払う羽目になり、頭を抱えているのが現状です。
不動産投資は目先の利回りだけではなく、「長期的に見てどんな結果が得られるか」を考えながら動くのがとても大事です。「どのタイミングで収入が得られるか」だけではなく、「どのタイミングで出費をしなくてはいけないか」を考えてから行動に移すのをおすすめします。