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【数字のチェックは】私の不動産投資失敗談・3【忘れずに】

私は、以前から不動産投資に興味はありましたが、具体的に何か行動していたわけではありませんでした。ただ何となく「機会があったらやってみようかな」くらいにしか思っていないところに、不動産業者から電話がかかってきました。正直、「こんな会社、聞いたこともない」と思うような中小の不動産業者ではありましたが、担当者の丁寧な応対に心を許し、まずは話を聞いてみました。

その席で、「大手企業は利益の取り分も大きいから、どうしても購入者が支払う金額は高くなる」「大手はマニュアル通りの対応で融通は利かないが、弊社みたいな中小の業者なら、お客様にあった対応ができる」「大手企業だって倒産する時代だからこそ、実力のある中小企業に任せてもいいのでは?」という巧みなセールストークに乗せられ、中古のワンルームを購入してしまいました。ろくにその会社の実績や業績も確認もせずに……。

その後、(ある意味予想通りの展開ですが)この不動産業者は倒産したらしく、担当者とも連絡がまったくつかなくなりました。今では、実績も業績も十分にある大手の不動産業者に物件を任せ、安心して不動産投資にチャレンジできています。過ぎたことを悔やんでも仕方がないですが、「最初から大手にしておけばよかったよね」という思いで一杯なのは言うまでもありません。

上場企業でも倒産や自主廃業に追い込まれる時代なのだから、中小企業はもっと厳しい状況にあるはずです。中には優秀な業者もあるはずですが、小さな不動産業者の巧みなセールストークに乗せられる前に、実績や業績を冷静にチェックする習慣を身に着けたほうが身のためと心得ましょう。

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