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【人を見る目も】私の不動産投資失敗談・1【大事です】

私は営業の仕事をしているサラリーマンです。ある日、外回りの途中で新入社員と名乗る女性から、「名刺交換をお願いできますか?」と声をかけられました。
「若いのに、けなげに頑張っているな」と思って名刺を渡したところ、次の日から「お話だけでも……」と何度も電話がかかってきました。そう、彼女は不動産業者の営業担当社員だったのです。

彼女のあまりの情熱に負けてしまった私は話を聞き、さらに負けて、不動産投資の知識なんて何もない状態なのに、中古のワンルームマンションを買ってしまいました。これだけでも「ああ、やってしまった……」と反省するしかないのですが、今から思うと、本当の地獄はここから始まった気がします。

ある日、そのワンルームマンションに入居されていた方が退去してしまいました。今後の対応を話し合おうと、不動産業者に電話をしてみたのですが……「お客様がおかけになった電話番号は、現在使われておりません」というアナウンスが電話口の向こうから聞こえてきました。

「うそでしょ!?」と思いつつ、彼女の携帯電話にも電話してみたところ、やはり、「お客様がおかけになった電話番号は、現在使われておりません」というアナウンスが無常に響くばかり……。
まさに「何をどうしたらいいのかすらわからない」状態に陥ってしまいました。明らかに様子がおかしい私を家族や友人・会社の同僚は心配してくれましたが、本当のことを言う気にはなれなかったです。

そうはいっても、自分で高いお金を出して購入したワンルームを放り出すわけにもいきません。今、自力で管理会社を探し、すべてお任せするつもりでいます。本職がある以上、自分で全部こなすのは無理ですから。

これから不動産投資にチャレンジする方に言いたいことがあります。不動産投資は、「どんな物件を購入するか」ももちろん大事ですが、「どんな人から購入し、どんな人に管理を任せるか」も同じくらい大事です。物件を見る目だけではなく、人を見る目も養っておくことを怠らないようにしましょう。

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